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3. Dictionary of Cassette  (大磁林)

3.1 カセットテープ大磁典 (Ver.0.1)
過去に存在したカセットの全製品名を収録するのが目標です。
当面は国産大手メーカーからになるかと思いますが・・・。
各記号をクリックしてジャンプ。(A〜Uは編纂中)


A 〜 G(編纂 中)
H 〜 N
(編纂 中)
O 〜 U
(編纂 中)
V 〜 Z (試験公開中)
数字/漢字・仮名/他
(試験公 開中)


勝手に用語集

・・・私、時々自分内部で了解している用語を勝手に使うことがありますので、気が付いたものを以下に列挙しておきます。
一応、専門用語かメーカーの造語かの違いはあるものの過去に実在した用語(の筈^^;)です。・・・my造語、my用法の場合は註記します。
「これが解らん!」というのがあったら管理人まで御一報下さい。m(_ _)m

LN (Low Noise)
 
低雑音・・・というか、低出力なので結果として雑音も低いところに由来すると思われる、TypeI/一般・音楽用テープのグレードの総 称。
 コンパクトカセット当初の開発目的であるメモ用途に沿った最も原初的なグレード。後に音楽専用として高出力タイプのLHが出来たため、区別するためにこ の名が付いた。初期のデッキにはバイアスの微調整機構が無く、ポジションセレクタのノーマルにLN/LHの2段階を設定しているものもあった。
 テープとしては現在でも一般的にあるもので、Sony/HF,TDK/AE,maxell/UR,AXIA/A1をはじめダイソーのZebra, Flowerなど。

LH
(Low Noise,High Output)
 
低雑音・高出力・・・従来のメモ用から音楽用途へとステップアップすべく各メーカーが開発したTypeI/音楽専用グレードの総称。
 LNタイプと比較して高出力なためこの名があり、カセットデッキのTypeI用調整基準テープとして用いられることも多かった。更に上位 のグレードも後に現れたが、"音楽専用"との意味を含め総称的にこの名で呼ばれることもある。ビデオテープで言う"HG"のようなものか。
 歴史的な名機が多く、TDK/AD,maxell/UD1等の海外でも調整に使用された機種がある。前掲2機は国産リファレンスの双璧とも言える名機。
 
MTV(Multi Time Version)
 意訳すると"多収録時間対応版"。現在のCDix、CDing、J'zといった、主にCDの多彩な収録時間に肌理細かく対応した時間数のラインナップを 持つシリーズ。
 基本的に同クラスのレギュラー機より低価格に設定され、10種以上の収録時間数を持つ(C- 40/46/50/54/60/64/70/74/80/90/120程度が標準的な線)。
 音源がLP/EPのアナログ盤やFMエアチェックが主だった'80年代中期までは、殆どがC-46/54/60/90/120程度しか無く、実際それで 事足りていたのだが、'80年代後期のCDの爆発的な普及に伴い、収録時間が一様で済まなくなってきた。それに対応する為に、レギュラーシリーズも徐々に 時間数が増えていったものの、如何せん、当時の基幹機種はコストの掛け方も半端でなかったため、より普及に適した低価格な機種が望まれていた。
 当時の音楽専用タイプの低価格機のテープを、更に低価格なLN機のハーフに納めることでメカ部分のコストを削減して低価格化を実現している。機種によっ ては専用ハーフのものもあるが、それすら低コスト効果の顕著な透明一体成形ハーフが殆ど。車に例えれば、軽のボディに普通車のエンジンを積むようなもの か。
 その意味では、本来はCDレンタル店販路向けに発売された機種といって良い。実際、当初はレンタル店はMTV機、電気店やレコード店はレギュラー機、と いった棲み分けがなされていた。尤も、後に機種整理が進み、本来のレギュラーシリーズも時間数に関してはMTV機と大差が無くなってきたため、現在は音楽 用の普及タイプといった程度の位置付けでしかないが・・・。というかレギュラーシリーズ自体、ほぼ全滅しましたし。orz

 尚、'80年代中期に、レギュラーシリーズには無い5〜6種類の時間数を揃えた過渡的というか先駆 的なシリーズも存在した。(maxell/Cologneシリーズ、DENON/Zippyシリーズ等)
 正式な用語ではないが当時のカタログ等に頻出しているので、完全にmy用法ということはない・・・と思う。

SLH (Super-Low Noise,High Output)
 前出のLHの更に上位機を敢えて区別したい場合の呼称。実在の名 称(BASFの製品名)ですが、my用法です。
 '70年代中期以降に、TypeIの上位機としての性格も併せ持ったTypeIII/フェリクロム対抗の高級ノーマル機として発売されたものと、後にラ インナップの多様化によりLHの上位機として発売されたものの流れがある。前者の方が価格設定は高かった。TypeIのハイエンド機という場合、このグ レードを指す。
 こちらも名だたる名機が多い。最近の機種だとSony/HF-Pro,HF-ES,ES-I、TDK/AR-X,AR、maxell/XLI-S, XLI、AXIA/Z1,K1等。

ヴァリエーションモデル
 カセットに限らず一般的な用語だと思いますが・・・my解釈と言えなくもない。
 ある基本機種を元にして主に外見を変えたモデルで、発売時期が同時期なのと中身(テープ)は同じなので、モデルチェンジとは見なさずに変化形とする。
 何処までをヴァリエーションとするかが微妙であるが・・・例えば使用テープが解っていても、明らかに違う用途向け(カラオケ、データ用)にデザインされ ていれば別製品としている。
 中にはソニーのジャンル別シリーズのように、どちらとも取れる境界線上の製品もあるのだが・・・。尚、類似の製品で'80年代後期に出現したMTV機 は、テープは同等品でもコンセプト的には明らかに別製品と思えるため、こちらはヴァリエーションモデルとは見なさないで独立モデルとして扱っている。

カラーヴァリエーション
 最近はデジカメや携帯電話といった携帯用のハイテク家電機器によく見られる、所謂"カラ・バリ"。原則としては元のテープのハーフ成形色やラベル色を変 えてデザイン上のアピールを狙ったモデル。ただ、ハーフを別製品から流用したり独自仕様を採用していても、"色の変化"に主眼が置かれていればこちらに分 類している。広義のデザインヴァリエーションに含まれると言えなくもないが・・・。

機構部
(きこうぶ)
 機構部品=走行メカニズム、ハーフ等、テープ以外の部分全体を指す。テープがエンジンならこちらはシャシー、サスペンション等のボディ全体。実在する用 語ですが、my用法です。

高級機
 かなり観念的な言い方ではあるが、最高級機の1つ下のグレード。具体的にはTypeIのSLH級(XLI,AR,AHF)、 TypeII/IVの旧来のリファレンスクラス(XLII,SA,MA,MX)。

中級機
 普及機と高級機の中間・・・というのも曖昧だがTypeIのLHクラスと相当のTypeIIのグレード。グレードがそこまで細分化してい ないTypeIVにはあまり存在しない。

超高級機
 観念的というか相対的な言い方になるが、各ポジションの最高グレードに対する呼称。より具体的にはTypeI/IIのXL-S, AR/SA-X,HF/UX-Pro相当以上、TypeIVのFermo,Vertex,SMM相当。TypeIIIは基本的に単一グレードだったので別 枠。ハイエンド機とほぼ同義だが、"ハイエンド"はその時代の各社ごとの最高グレード的な意味を込めているので、時期・メーカーによって実際のグレードが 変わる場合もある。

デザインヴァリエーション
 カラーヴァリエーションとはコンセプトが交錯している場合が往々にしてあるため、区分し難い場合もあるが、こちらは元のテープとはハーフ 形状が全く異なるもの、即ちハーフが特別製だったりする場合が相当する。当然、コストもそれなりにかかるため製品数は多くない。その殆どが'80年代後半 に発売されているのもカセットの最盛期と重なっているようで興味深い。
 ただ、方法論としてはカラーヴァリエーションにむしろ近い、サンリオやディズニーといったキャラクター等のイラストをあしらったモデルも便宜上こちらに 含めている。

普及機
 各ポジションの最低価格帯のグレード。それまであった価格帯の更に下に追加されたグレードを特に強調してこう呼称する。